
エッセンシャルオイルの香りの揮発速度(ノート)
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精油は「揮発性」という性質をもつ
精油は常温で気体になる「揮発性」という性質を持っています。
精油の香りは、揮発速度(ノート)に応じて、揮発速度が速い(トップノート)、中間(ミドルノート)、遅い(ベースノート)の3つのカテゴリーに分類できます。精油をブレンドする際には、揮発速度の速さがその香りのイメージを決める大切なポイントとなります。
フレグランスのトップ、ミドル、ベースの比率をバランス良くさせると、香りがより豊かになります。これら3つの揮発速度を考慮して、バランスとり層状のにおいを作り出していきます。

揮発速度(ノート)と精油
トップノートの精油
香りの第一印象です。香りを嗅いだとき、最初に立ちのぼる香り。揮発速度が最も速いため印象深い香りですが、香りはすぐに衰えます。
- 体の一部に塗る場合には、薄めずにすのまま使えます。足の反射ツボに塗るか、気になる部分に直接塗ってください。免疫系を刺激するために、胸腺全体に塗るのもいいでしょう。
- 空気中に散布しでもよいでしょう。
- 栄養補助食品として飲み物や食べ物などに入れることもできます。
オレンジ、カルダモン、グレープフルーツ、シラントロ、バジル、ブラックペッパー、ベルガモット、ライム、レモン、レモングラス、など
ミドルノートの精油
トップノートの後に香ります。全体のイメージを決める香りになります。
ブレンドする場合の軸(ボディ)となる香りです。揮発速度は、トップノートよりも劣ります。
・揮発速度は中間
・ブレンドの際に香りの主軸となる。
・ハートノートと呼ばれることもある。
・香り始めてから4時間程度持続する。
・ハーブ系、フローラル系、ウッド系、スパイス系に多い。
アーボビテ、イランイラン、ウィンターグリーン、オレガノ、カシア、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、サイプレス、ジュニパーベリー、ジンジャー、ゼラニウム、タイム、フェンネル、ペパーミント、ヘリクリサム、ホワイトファー、マジョラム、メラルーカ、メリッサ、ユーカリプタス、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、ローマンカモミール、など
ベースノートの精油
ボトムノートとも呼び最も遅い揮発速度です。かなり時間がたった後でもじんわり残る香りになります。ブレンドフレグランスでは、全体に安定性を与える重要な役割があります。
・揮発速度は一番遅い。
・ブレンドの香りを調和させるまとめ役。
・6時間以上香りを持続させる
・オリエンタル系、ウッド系に多い。
アーボビテ、サンダルウッド、シダーウッド、シナモン、バーチ、パチョリ、フランキンセンス、ベチバー、ミルラ、など
※ローズマリーなどのいくつかのエッセンシャルオイルの香りは、トップ、ミドル、またはミドルとベースのノートにまたがっています。香りは明確ですが、トップとミドルの香りであっても揮発速度は中程度です。通常イランイラン、ローズ、ジャスミンなどの花をベースにしたエッセンシャルオイルは、ミドルとベースのノート全体に強い香りがあります。
揮発速度(ノート)のブレンドバランスの取り方
アロマテラピーにおいて、フロアフレグランスなどに利用するときは、すぐに香りが消えてしまわないように、すべてのノートをバランスよくブレンドすることがとても重要になります。
【ブレンドバランスの良いと言われている比率】
トップノート、ミドルノート、ベースノート = 4:4:2 or 3:5:2
どちらの比率が良いかは、精油個々の香りの強さにもよるので、ブレンドしたい精油に合わせて調整が必要になってきます。
香水やフロアフレグランスなどを作るときは、コットンなどに精油をたらし、時間経過と共にどう変化するか、一定間隔おきに確認してみるとブレンド時の失敗が少なくなるでしょう。
試行錯誤して自分好みのアロマを作ってみるのも楽しいと思います。




